2017年度新車販売は N-BOX が総合首位、ホンダ15年ぶりの快挙にも危機感[新聞ウォッチ]

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。


2018年4月6日付

●新車人気は二極化、17年度販売台数、輸入車21年ぶり高水準、国産手頃な「軽」(読売・9面)

●ヤマト荷物量抑制、目標届かず1.7%減(朝日・11面)

●米産業界、対中関税に反発、EVなど成長市場失う懸念(日経・3面)

●EV設計ソフトを無償開放、経産省(日経・5面)

●ダイムラーに変革迫る、株主総会、好業績でも緊張感(日経・13面)

●就活生、今年度も追い風、3月末時点、マイナビ調べ(日経・14面)

●ニセ免許? でレンタカー、中国人観光客、ネット購入か、警察庁、実態把握へ
(日経・35面)


ひとくちコメント

「あっぱれ」、「すごい」などと手放しで喜んでもいられないのではないだろうか。2017年度に国内で最も売れた新車はホンダの軽自動車『N-BOX』で、軽自動車が1位になったのはリーマン・ショック後の2008年度にスズキ『ワゴンR』以来、実に9年ぶり。また、ホンダ車が総合1位を獲得したのは、2002年度の小型車『フィット』以来15年ぶりの快挙だそうだ。

N-BOXは、2017年9月に全面改良した2代目がバカ売れし、前年比16.2%増の22万3449台と、2位のトヨタ自動車のハイブリッド車『プリウス』(14万9083台)に大差をつけてのトップだった。屋根が高く広い室内と、衝突被害軽減ブレーキや誤発進防止などの実した安全装備も人気を呼んでいるという。

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表したもので、きょうの各紙も「17年度新車販売軽が存在感示す、首位はN-BOX」(朝日)、「N-BOX初の首位、プリウス2位転落」(毎日)などと取り上げている。

ただ、朝日の見出しが示すように、3位にはダイハツ工業の『ムーヴ』、4位は日産自動車の『デイズ』、5位もダイハツの『タント』と軽自動車が続き、ベスト5位内に軽が4車種、ベスト10でも軽が7車種を占めた。軽以外では、2位に転落したプリウスを除くと6位に日産の『ノート』、7位にトヨタの『アクア』といずれも小型車だった。

こうした中、読売の「新車人気は二極化、17年度販売台数、輸入車21年ぶり高水準、国産手頃な『軽』」の分析記事が興味深い。日本自動車輸入組合の発表によると、2017年度の輸入車(日本メーカー車除く)販売台数は1.7%増の30万3920台。登録車に占める輸入車のシェアは前年度比0.2ポイント増の9.1%となり、2年ぶりに過去最高を更新したという。

輸入車の販売台数は、消費税が5%に引き上げられる直前で駆け込み需要があった1996年度以来、21年ぶりの高水準だったそうだ。輸入車トップの「MINI」(BMWグループ)にしても、価格は400万円前後。180万円前後のN-BOXに比べても2倍以上の価格である。輸入車の販売台数が30万台でも、金額ベースでは、国産車の2倍以上の存在感がある。軽自動車や小型車が好調でも国産メーカーは危機感を抱かざるを得ないだろう。
《福田俊之》

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