米国の『ワーズオートワールド』誌は12月14日、「10ベストエンジン2018」を発表した。10ベストエンジン史上初めて、10車種中、4車種を電動パワートレインが占めた。10ベストエンジンは1995年から開催されており、今年が24回目。「エンジンオスカー」と称されるように、エンジン性能に着目して優秀な10車種を選ぶ賞で、エンジンのエンターテインメント性や環境性能などに着目して、同誌の編集者が10エンジンを選出する。選考条件は、2018年3月まで米国市場で継続して販売されること。また、車両価格は6万3000ドル(約710万円)以下。よって、フェラーリやランボルギーニ、日産『GT-R』などのスーパーカーは除外される。10ベストエンジン2018は、以下の通り。シボレー・ボルトEVの電動パワートレインクライスラー・パシフィカ・ハイブリッドの3.6リットルV6+モーターフォードF-150の2.7リットルV6ツインターボフォード・マスタングGTの5.0リットルV8ホンダ・クラリティの燃料電池パワートレインホンダ・シビック・タイプRの2.0リットル直4ターボインフィニティQ50の3.0リットルV6ターボジャガーXFの2.0リットル直4ターボキア・スティンガーの3.3リットルV6ターボトヨタ・カムリ・ハイブリッドの2.5リットル直4+モーター10ベストエンジン史上初めて、10車種中、4車種を電動パワートレインが占有。ハイブリッド車がトヨタ『カムリ・ハイブリッド』と、クライスラー『パシフィカ・ハイブリッド』、燃料電池車がホンダ『クラリティ』、EVがGMのシボレー『ボルトEV』。その一方、10ベストエンジンの24年の歴史において初めて、ドイツ車がリストから外れた。また、今回選出された高級車ブランドは、インフィニティとジャガーの2ブランドのみと少ない。『ワーズオートワールド』誌のドリュー・ウインター氏は、「高級車ブランドよりも、多くの顧客が購入する量販ブランドが多数を占めたことに興奮している。4つの電動パワートレイン車は、効率的であると同時に、ファン・トゥ・ドライブだ」と語っている。
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