ポルシェ初の市販EVとなる『ミッションE』開発車両の生産仕様ボディが複数台、ヴァイザッハのR&Dセンター周辺に現れた。生産型とはいえ、パーツなどにはかなりトリッキーなカモフラージュが施されている。
ヘッドライトは『パナメーラ』、テールライトはLEDストリップを隠し、ただの飾りであるツインエキゾーストパイプがのぞく。しかし全体のシルエットはコンセプトモデルに近く、エクステリアは観音開きのドアを覗いて、ほぼ市販モデルに反映されそうだ。プラットフォームにはEV専用「J1」を採用し、4ドアにしてポルシェ特有の美しいクーペルーフを特徴としている。
パワートレインは、『919ハイブリッド』の技術を応用。2基のモーターを搭載し、最高出力600ps以上を発揮。0-100km/h加速は3.5秒、航続距離は500kmと予想される。また充電システム「ポルシェ ターボ・チャージングシステム」により、15分で満充電の80%の400kmの走行を可能にする。
レベル4の自動運転技術を目指し開発が進んでおり、予想発売価格8万5000USドル(約960万円)は、ライバルとなるテスラ『モデルS P100』の約1600万円と比べてもコストパフォーマンスに優れるものとなるかもしれない。
このミッションE、ポルシェは2020年までに市場へ投入する計画だという。
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