新東名110km/h引き上げ、「こんないいことはない」---小此木国家公安委員長

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小此木八郎国家公安委員長
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小此木国家公安委員長は29日の会見で、静岡県の新静岡IC~森掛川ICで、100km/hから110km/hへ規制速度が引き上げられたことについて、次のように述べた。

「安全で、物事がスピーディに運び、経済的に効果があれば、こんないいことはない」

1993年に初当選した小此木氏。「議員になって20年以上。自民党の交通部会等でさまざまな業界、いろんな専門家や高速道路を利用するドライバーの話も聞いた」と、速度規制に多くの意見があったことを示唆。

「まっすぐ伸びる道、曲がりくねった道では事故も違うし、ドライバーの心理や心得も違ってくる。さまざまな見地から経済的にも、安全性でも、交通事故が起きないということも含めて、さまざまな研究が行われて試行ということになった」と、述べた。

11月1日からの引き上げは試験的なもの。年間を通して、100km/hと110km/hの実勢速度の違いを比較。交通事故の発生状況などの違いを検証して、さらなる引き上げに踏み切るのかなどの判断材料にする。
25日の静岡県議会で、新東名の交通安全対策の質問に筋伊知郎県警本部長が…

《中島みなみ》

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