グッドイヤー、部分自動運転車向けソリューションを拡大

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部分自動運転技術を搭載するテスラ・モデルS
  • 部分自動運転技術を搭載するテスラ・モデルS

グッドイヤーは9月15日、部分自動運転車両向けのフリートマネジメントソリューションを拡大すると発表した。

グッドイヤーは2017年1月から、Tesloop社と提携。自動運転車がタイヤに及ぼす影響について研究を行っている。今回、これを拡大し、EVメーカー、テスラの市販車が限定的に採用している都市間モビリティサービス、「Tesloop」が、グッドイヤーのインテリジェントタイヤを採用。テスラの車両は、タイヤにワイヤレスセンサーを装着。これにより、タイヤの管理能力を向上させている。

ワイヤレスセンサーは、タイヤ温度と空気圧を継続して測定し、これを記録。この記録は、他の車両の運行データと併用し、またクラウドベースによるグッドイヤー独自のアルゴリズムと組み合わせることで、全車両のフリート運行を強化。タイヤの補修または交換が、いつ必要になるかを予測する。

グッドイヤーは、Tesloopとの共同プログラムの一環として、乗用車についても、モバイルフリートソリューションを提供。Tesloopの車両が充電スタンドに駐車している間に、タイヤのメンテナンスや修理を行う。

グッドイヤーとTesloop社との取り組みは、車両フリート向けのグッドイヤープロアクティブソリューションの商用化成功の足がかりとなるもの。高度なテレマティクスや予測解析を利用することで、車両運行者が燃料効率を最大化し、またタイヤ関連事故の発生を正確に特定し、これを未然に防いでいく。

《森脇稔》

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