碓氷峠鉄道文化むら、電気機関車などを守るサポーターを募集[EF63写真蔵]

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開設まもない頃の体験運転用EF63形(右)。
  • 開設まもない頃の体験運転用EF63形(右)。
  • 峠を下りてきた上り白山の先頭に付くEF63重連(横川駅、1976年7月28日)。
  • 上り貨物列車を引くEF63+EF63+EF62(軽井沢駅、1976年7月28日)。
  • 信州61号から解放されるEF63(軽井沢駅、1976年7月28日)。
  • 横川駅(1989年9月10日)
  • 横川駅(1989年9月10日)
  • 横川駅(1989年9月10日)
  • 横川駅(1989年9月10日)
一般財団法人碓氷峠交流記念財団は8月24日、碓氷峠鉄道文化むらでサポーターズ制度を開始することを明らかにした。

碓氷峠鉄道文化むらは、北陸新幹線高崎~長野間の開業により、1997年10月に廃止された信越本線横川~軽井沢間にちなみ、1999年4月、横川運転区跡に開設された。

群馬県と長野県の県境を越える碓氷峠が控える横川~軽井沢間には、1000分の66という最急勾配区間があることから、1893年の開通以来、レールの中央に「ラックレール」という歯型のレールを置き、機関車側に設置された歯車と噛み合わせることで走行する手法が採られていた。

これを「ラック式鉄道」「アプト式鉄道」というが、1963年にはEF63形電気機関車により、「粘着運転」と呼ばれる、ラックレールを介さない運転方式に切り換えられ、1968年には機関車と電車がともに動力を稼働させて連結走行する「協調運転」が開始された。

碓氷峠鉄道文化むらは、そんな特徴のある横川~軽井沢間の鉄道遺産を後世に伝えるべく開設され、車両展示のほか、EF63形電気機関車の体験運転、横川~坂本間でのトロッコ列車運行などを行なってきたが、2016年度の入園者数は開設当初の半数程度に落ち込み、独自運営が苦しい状況が続いている。

そこで、碓氷峠交流記念財団では、「全国の皆様のお力添えをいただきまして、今後も保存活動を続けていきたいと思いますので、皆様のご協力をお願い申し上げます」として、EF63形電気機関車やトロッコ列車の維持・運営のための寄付金を募ることになった。

ひと口あたりの寄付額は、1次目標額が2000万円に設定されているEF63形電気機関車サポーター(EF63サポーター)が1万円、1次目標額が300万円に設定されているトロッコ線サポーター(枕木オーナー)が5000円。1次目標額は全経費の3分の1に相当する。

ほかに月に1回、展示車両の清掃や塗装、園内設備の塗装などに従事するワーキングサポーターも募集する。

寄付による支援者には、氏名やメッセージを入れた支援プレートを3年間設置。EF63形の動態保存線で使用していたスライスレールやトロッコ列車の無料乗車券を進呈する。

寄付金の送付は、申込書を添えて持参または銀行振込で。ワーキングサポーターは1年単位の登録制で、申込書を持参するか、FAXまたメールで申し込む。申込書は、碓氷峠鉄道文化むらのウェブサイトで配布している。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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