「8耐とは……、集大成」
鈴鹿8耐で過去3度優勝している秋吉耕佑選手(au&テルル・Kohara RT)はこう答えた。Hondaウエルカムプラザ(東京・青山)で7月17日(月・祝)に開催した『鈴鹿8耐 40周年記念トークショー』でのことだ。
「昔から鈴鹿8耐やGPに憧れていましたし、自分もそういうところで走れるようになりたいなと思っていました。それで4時間耐久走って、6時間走って、(ついに96年に鈴鹿8耐に初出場し)こんなに厳しいところなんだと、簡単に成績を出せるところではないなと改めて知りました」(秋吉選手)
「(鈴鹿8耐には)速い人がいっぱいいて、ついていくのもやっとでしたし、どうやったら速くなれるんだろうって、そればっかり考えていたら、いつの間にか勝てる体制のチームに入ることができましたね」(秋吉選手)
そして、今年はMoto2ライダー長島哲太選手、スーパースポーツ世界選手権を走る大久保光選手といった若手と組んでの鈴鹿8耐参戦となる。
「やっぱりMoto2だったり、ワールドスーパーバイクだったりで乗っているので、スピードの感覚は速いんで、うまくタイムが出せるように繋げてあげたいなって思っています。まぁ、雨は任せろと言ってあります。チームベスト、5位以内はいきたいなって考えています」(秋吉選手)
「(若手の成長を感じながらチームを組んで走るという鈴鹿8耐は)やっぱり特殊ですね。自分だけでなんとかしようっていうレースではないので」(秋吉選手)
鈴鹿8耐での3度の優勝のうち、もっとも印象に残っているのは? という問いかけに対しては。
「勝ったレースはどれも印象深いですけれど、やっぱり伊藤(真一)さんと出たときの2011年ですね。清成選手が転んだあとのマシンを伊藤さんから受け継いで、よくこんなんで乗れるなぁって思いました。それで勝てたのがよかったです」(秋吉選手)
【鈴鹿8耐 40周年記念トークショー】
1. 勝てるチームにいることが重要…8耐最多勝 宇川徹が明言
2. 特別なレースで勝ったおかげで、もう1年チャンスもらえた…宇川徹
3. 復活するなら伊藤真一と…ただし1年は必要 宇川徹
4. WGPで失った自信を取り戻したレースノ60歳まで現役宣言! 伊藤真一
6. アピールする絶好の舞台ノ今年はできる!! 高橋巧