【鈴鹿8耐】YAMAHA吉川監督「バランスがとれた素晴らしいチームで3連覇狙う」

7月30日に鈴鹿サーキットで行われる“コカ・コーラ”鈴鹿8耐。今年は40回の記念大会であり、世界耐久選手権のシリーズ最終戦であることから注目度を増しているが、ヤマハはファクトリー2チーム体制で臨む。

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7月30日に鈴鹿サーキットで行われる“コカ・コーラ”鈴鹿8耐。今年は40回の記念大会であり、世界耐久選手権のシリーズ最終戦であることから注目度を増しているが、ヤマハはファクトリー2チーム体制で臨む。

その1チームがYAMAHA FACTORY RACING TEAM。エース中須賀克行、SBK(スーパーバイク世界選手権)を戦うアレックス・ローズとマイケル・ファン・デル・マークを擁する。そしてもう1チームは、EWC(世界耐久選手権)にレギュラー参戦するYART Yamaha Official EWC Teamで、ライダーはブロック・パークス、マービン・フリッツ、野左根航汰の3人。

YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀は、JSB1000クラスで5連覇7度のチャンピオン獲得経験のあるライダーで、鈴鹿8耐でも2連覇中。今大会で3連覇を決めれば93~95年のアーロン・スライトが持つ連覇タイ記録となる。この中須賀のパートナーを務めるローズは、昨年のYAMAHA FACTORY RACING TEAMの鈴鹿優勝に貢献したライダーで、その後にMotoGPにもスポット参戦している。そして今年からSBKでYAMAHAに移籍したファン・デル・マークは、2013年と2014年にHondaで鈴鹿8耐連覇を決めている。鈴鹿8耐優勝経験を持つライダーをそろえたところに、YAMAHAの3連覇に挑む意気込みが感じられる。

そしてチームの指揮を執るのは吉川和多留監督だ。「3人のライダーが鈴鹿8耐で優勝経験を持っていて、さらにヤマハ『YZF-R1』に乗り慣れているので心強いチームが誕生しました。YAMAHA FACTORY RACING TEAMは鈴鹿8耐で2連覇していますが、優勝できたからこそ鈴鹿8耐の難しさを改めて感じることができました。今年も厳しい戦いになると思いますが、3人のライダーの実力はだれもが認めるところですし、バランスもいいので、しっかりと準備を進めて3連覇に挑みます」。

このように吉川監督は抱負を語るが、気になるのは中須賀の全日本での開幕2戦連続転倒だ。「鈴鹿8耐では、中須賀選手にエースとしてチームを引っ張っていってもらわなければなりません。そういった意味で、JSB1000の開幕2レースで転倒してしまったのは想定外でもありました。いまは、転倒の原因がどこにあったのかをチームをあげて調査しています。開幕戦の鈴鹿、2レースめのSUGOともに、攻めている状態での転倒ではなかったので、マシンの不具合を見逃している可能性があります。ひとつひとつのパーツを再検証して鈴鹿8耐に臨みます」。

そして3連覇のかかった今大会に関してはこう語る。「鈴鹿8耐は、みなさんが想像している以上に難しいレースです。いいライダー、いいマシン、いいチームがそろったからと言って勝てるわけではありません。重要なのはチームワーク。ライダーがお互いをリスペクトし、チームはマシンとライダーを全力でサポートできる状態が築けて、そこで初めて優勝へのスタートラインにつけるんです。今年も素晴らしいライダーがそろい、優勝を目指せるチームになりました。ファクトリーチームとして負けることは許されないので、チームワークを武器に最善を尽くします」。

鈴鹿8耐3連覇は、吉川監督の手腕に託された。
《佐久間光政》

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