アウディ A8 新型、頭脳を持ったサスペンション採用…ホイールにモーター内蔵

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新型アウディA8のフルアクティブサスペンション
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ドイツの高級車メーカー、アウディは6月23日、新型『A8』にフルアクティブサスペンションを採用すると発表した。

新開発のフルアクティブサスペンションは、個々のホイールを独立制御して、道路の状況へ的確に対応。各ホイールには、48ボルトの主電源システムにより駆動される電気モーターを装備。モーターには、複数のギア、チタン製トーションバーを内蔵したロータリーチューブ、カップリングロッドを介してサスペンションに強大なトルクを加えるレバーなどが組み合わされている。

フロントカメラからのデータをもとに、システムは道路の前方にある凹凸を検知。事前にアクティブサスペンションを調整する。アウディが開発したプレビュー機能によって、車両がその凹凸に到達する前に、アクチュエーターに適切なストローク幅を伝えて、積極的にサスペンションを制御する。アウディによると、サスペンションが適切なタイミングで事前に対応することにより、事実上、完璧に揺れや振動を解消することができるという。

この複雑なプロセスに要する時間は、わずか千分の数秒。カメラからは路面情報が1秒間に18回も送信される。エレクトロニックシャシープラットフォーム(ECP)が路面情報を分析処理して、ほぼリアルタイムで、すべてのサスペンションコンポーネントを正確にコントロールする。

さらに、新型A8のアクティブサスペンションは、アウディプレセンス360°とセーフティシステムとの組み合わせにより、パッシブセーフティもまったく新しいレベルに引き上げた。セントラル ドライバーアシスタンス コントローラー(zFAS)にネットワークされた多数のセンサーの働きにより、システムは衝突の可能性をいち早く検知。25km/h以上での側面衝突が避けられないと判断された場合には、サスペンションのアクチュエーターを稼働させて、0.5秒以内に衝撃を受ける側のボディを最大80mm持ち上げる。

その結果、サイドシルやフロアの構造体など、車体のより強度の高い部分で衝突の衝撃を受けられるようになる。アウディは、「ボディを持ち上げない場合と比べて、乗員にかかる衝撃の負荷を最大50%低減できる」と述べている。
《森脇稔》

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