米国自動車初期品質調査、自動運転技術の不具合が増加…J.D.パワー

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グーグルの自動運転車(参考画像)
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J.D.パワーは6月22日、2017年米国自動車初期品質調査の結果を公表した。部分的な自動運転技術に対して、消費者が指摘した不具合件数が、増加している。

この調査は、車両購入後90日間での新車の品質を調べるもの。初期品質は、100台当たりの不具合指摘件数(PP100)として算出され、数値が小さいほど不具合指摘件数が少なく品質が高いことを示す。

今年の調査では、新車の初期品質は8カテゴリー中7カテゴリーで向上。また、調査の対象となった33ブランドのうち、27ブランドで初期品質が向上した。新車の初期品質は、昨年から8ポイント上昇と大幅に改善し、過去最高水準となった。

その一方、部分的な自動運転技術に対して、消費者が不具合を指摘するケースが増えた。今年の調査で唯一、初期品質が悪化したカテゴリーが、装備品とコントロール、ディスプレイ。とくに、クルーズコントロール(主にアダプティブクルーズコントロール)、車線逸脱警告システム、衝突回避/警告システム、死角警告システムで、最も不具合件数が増えた。

これらの機能は、自動運転車を構成する要素の一部。J.D.パワーによると、ユーザーが指摘する不具合の増加は、自動車メーカーやサプライヤーに対する警鐘とも受け取れるという。J.D.パワーは、「運転制御を自動運転車に任せるようになる前に、誰にでも扱えるシステムであるということを、ユーザーが納得する必要がある」と指摘している。
《森脇稔》

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