フランスの自動車大手、PSAグループは6月9日、中国の長安汽車との提携関係を拡大することで合意した、と発表した。
今回の提携拡大は、中国およびアジア太平洋地域におけるDSブランドの強化が目的。とくに中国では2018年以降、毎年DSブランドの新型車を投入するという意欲的な戦略を掲げる。
また2019年には、DSブランドのプラグインハイブリッド車(PHV)を発売する予定。さらに、DSブランド初のEVの投入も計画している。
今回の合意により両社は、車両プラットフォーム、新エネルギー車、ガソリン/ディーゼルパワートレイン、コネクテッドカー、海外事業の共同開発において、協力を強化することも可能になる。
PSAグループは深センに、DSブランドの中国およびアジア太平洋地域の本社を設立する計画。PSAグループの中国およびASEAN担当、Denis Martin副社長は、「この協定は、中国とアジア太平洋地域のDSブランドに新たな刺激を与え、建設的な精神で両社の協力を強化する意欲をはっきりと示すもの」と述べている。