ヤマハ発動機は6月6日、中型クルーザー『XVS400ドラッグスター』などのクランクポジションセンサーに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『XVS400ドラッグスター』『XVS400Cドラッグスタークラシック』の2車種で、2009年10月13日から2016年11月14日に製造された計5291台。
クランクポジションセンサー内部のはんだ付け部を覆う保護材の材質が不適切なため、エンジンオイルがセンサー内部へ浸入し、銅線に付着することがある。そのため、渋滞路走行等によりセンサーが高温になると、エンジンオイル成分で銅線が腐食し、最悪の場合、銅線が断線して走行中にエンストや始動不能となるおそれがある。
改善措置として、全車両、ステーターコイルアッセンブリを対策品と交換する。
不具合は22件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。