気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。2017年5月30日付●北ミサイル3週連続、スカッドか、日本海EEZに(読売・1面)●「顔」インディ500日本人初優勝、佐藤琢磨さん(読売・2面)●東芝半導体売却で革新機構、月内出資決定は難航(朝日・6面)●宮里藍「幸せだった」、引退会見声詰まらせ(毎日・1面)●無人トラック22年商業化、成長戦略に5分野、介護現場にAIロボット(毎日・4面)●VW・アウディ・べンツ、運転支援、安全性重視に(産経・10面)●決算番付2017、構造改革進む、コスト比率最低に(日経・17面)●小型機「ヒヤリ」事例収集、国交省、操縦士の体験、情報共有(日経・34面)ひとくちコメントあのFIレースなど、モータースポーツの話題がめっきり少なくなっていた昨今だが、きょうの各紙はいつもとは異なる。米国伝統の自動車レース、インディアナポリス500マイル(インディ500)の決勝で、元F1ドライバーの佐藤琢磨選手が日本人初優勝を飾ったからだ。例えば、きょうの読売は「佐藤琢磨日本人初V」と1面で報じていたのをはじめ、スポーツ面では「名門移籍マシン向上、終盤一気作戦ピタリ」、さらに、人物コラムの「顔」でも「レース人生の中でも、最高の瞬間」などと、取り上げている。朝日も同様にスポーツ面のトップ記事で「時速364キロ 琢磨、速さの最高峰制す」、「参戦8年、経験重ねた走り小差V」などのタイトルで取り上げたほか、社会面でも「佐藤琢磨V『信じられない』」と、勝者の飲む牛乳でびしょぬれになりながら世界3大レースの一角を制した喜びの談話を伝えている。折しも、この日は、現役引退を表明した女子ゴルフの宮里藍さんの記者会見が開かれたため、産経や東京などは引退会見を大きく取り上げていた。宮里選手といえば、元世界ランキング1位で、米ツアー通算9勝、国内15勝の偉業を成し遂げていた。最近はメジャーで勝てず「モチベーションの維持が難しくなった」のが引退理由だそうだが、年齢はまだ31歳。一方の佐藤選手は40歳。早咲きで去る人、遅咲きでインディ500で初優勝を飾る人。異なるスポーツとはいえ快挙を成し遂げたことでは同じこと。きょうのスポーツ面は目が潤むほどドラマチックな紙面である。
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