【マクラーレン 720S】デジタルコックピットをJVCケンウッドと共同開発

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マクラーレン720S
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JVCケンウッドは5月18日、英国のマクラーレンオートモーティブと、マクラーレン『720S』のデジタルコックピットシステムを共同開発したと発表した。

マクラーレン720Sのデジタルコックピットシステムには、電動可動式ドライバーディスプレイを採用。これは、使用シーンに応じて、折りたたみが可能な高精細フルHDセンタークラスター。

システムは、3つのドライビングモード(コンフォート、スポーツ、トラック)に合わせて、グラフィックや表示情報が切り替わる10.25インチメインディスプレイと、ボタン操作または自動的に下方へスライドしてスリムディスプレイモードになり、サーキット走行に特化した最小限の重要情報のみを表示する6.35インチスリムディスプレイで構成される。

また、インフォテインメント面では、空調など各種車両設定のコントロールが可能な8インチタッチスクリーン式センターディスプレイユニットを共同開発。世界各国の言語に対応したナビゲーションシステムは、RDS-TMCおよびFM-VICS、Bluetooth、Sirius XM、DABなどのデジタルラジオ放送に対応。360度カメラシステムが安全な車両移動やパーキングアシストを実現する俯瞰ビューも導入している。

JVCケンウッドは、「カメラやセンサーなどのセンシングデバイスから車両検知などのADAS(先進運転支援システム)、それらをドライバーに伝えるディスプレイインターフェースという、情報の入り口から出口までの各種コア技術をグループ内で保有する数少ない専業メーカー。この強みを生かして、デジタルコックピットシステムの開発に取り組んでおり、この革新的な運転者支援技術を今後各社の実用車に搭載し、安全で安心な車社会への貢献を目指していく」とコメントしている。

《森脇稔》

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