日産自動車は3月16日、『ムラーノ』に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
今回のリコールは、油圧式パワーステアリングの高圧ホースの不具合が原因。パワーステアリングの油圧ホースのゴムホースと口金具の加締めが不適切なため、転舵の繰り返しにより油圧がかかると、ホースが外れる可能性がある。
そのため、オイルが漏れて操舵力が重くなり、最悪の場合、飛散したオイルが排気管に付着し、火災に至るおそれがあるというもの。
リコールの対象になるのは、2013年11月19日から2014年10月20日までに生産された113台。
日産自動車は、「パワーステアリング高圧ホースを対策品と交換する」と説明している。