【東京オートサロン2017】エイチ・ピー・アイ、開発中の「冷却ベスト」を展示

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エイチ・ピー・アイが参考出品した冷却ベスト。
  • エイチ・ピー・アイが参考出品した冷却ベスト。
  • ベスト自体はJAXAが人体工学に基づいて開発したもの。
  • 船外活動などの際、宇宙服の下に着用するものがベース。
  • ベストの中には長さ約16mのシリコンチューブがはりめぐらされている。
  • 携行可能なボトルタイプの冷却機では、500mlサイズの凍らせたペットホドルを冷却材として使用する。溶けたらコンビニで代替品を買い、中身は飲めばよい。
  • ボックス型の冷却機は車載を前提としたもの。
  • 冷却材は「0度」と「マイナス16度」がセットになっている。「0度」で水を冷やし、「マイナス16度」の冷却材は「0度」のものを冷やすことに使う。この組み合わせがベストだとか。
  • エイチ・ピー・アイのブース(東京オートサロン2017)。

エイチ・ピー・アイは、競技用としてだけではなく、日常作業用としても使える「冷却ベスト」を東京オートサロンに参考出品していた。ベスト本体はJAXA(宇宙航空研究開発機構)が開発したもので、これに同社製の冷却機を組み合わせて使用するという。

編み込みによってつくられた冷却ベストの中にはシリコン製のチューブがはりめぐらされており、その長さは約16m(4m×4本)にもなる。このチューブに冷却機で冷やした水を送り込んで、体を冷やす仕組みになっている。

冷却機は競技車両などに積載するボックス型(想定価格約15万円)と、バイク乗車時や軽作業時に携行できるボトル型(同約8万円)の2種類がある。ボトル型は冷却材として凍らせた500mlサイズのペットボトルを使用するため、溶けてしまった場合もコンビニエンスストアで容易に代替のボトルを入手できるし、溶けたボトルの中身は「美味しくいただきました」なんてことも可能だ。

《石田真一》

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