独自のドレスアップパーツやカメラ・センサーを手がけるデータシステムは、同社のデモカーである「R-SPECロードスター」の2017年モデルを展示。インテリアパーツとバンパーのLEDデイライト、フロントカメラなどが新たに追加された。
インテリアには、メーターダッシュボードのアッパートリム、メーターパネル内側トリム、そしてドアロアトリムが追加された。エクステリアでは、フロントハーフスポイラーの左右のインテーク部分に追加されたLEDデイライトがフロントを引き締める。
フロントカメラは、開発中のマルチビューカメラで視界が180度とれるもの。交差点などで左右の見切りや安全確認が容易になる。このカメラはフロント、リアともに装着可能なものだが、デモカーにはすでにリアウイングと一体化したリアカメラが付いている。形状の汎用的なユニットなので、今回はフロントへの装着となる。ビューモードは180度のワイドビュー、上下分割、左右分割など計6モードがある。
デモカーには左サイドミラー用のカメラも装着されているので、会場ではモニターが2つ増設された形だが、実際にはスイッチャーを入れ1台のモニターで表示を切り替えて使う。
2017年モデルで追加されたパーツ類は開発中のものとなり参考展示だが、順次商品化をすすめる予定とのことだ。
データシステムは、エアロパーツや内装パーツなどドレスアップを手がけているが、昨年、日産『セレナ』用のリアカメラの映像をカーナビ画面に表示するキットを発売するなど、カメラ、センサーなど安全装備でも定評がある。ドレスアップと安全装備を手がける理由について同社広報宣伝部 川田正尚氏に聞くと、「昨年R-SPECロードスターのウィング一体型のリアカメラを出したとき、反響がありました。サイドカメラなどもそうですが、ドレスアップをするユーザーも安全にはこだわっているようです。大事なパーツをぶつけないようにというのもあるかもしれませんね」と説明してくれた。