ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ボッシュは9月21日、ドイツで開幕するハノーバーモーターショー16(商用車)において、新開発のハイブリッド パワートレインを初公開する。
ボッシュが新開発したハイブリッド パワートレインは、出力120kwの大型商用車向けパラレル ハイブリッド システム。このシステムは燃費を最大6%向上させることができ、重量が26~40トンの商用車やオフハイウェイ用途にも採用できる。
長距離輸送用の中核コンポーネントとなっているのは、電動モーターとパワーエレクトロニクス。省スペース設計の電気駆動装置はパワートレインのエンジンとギヤ ボックスの間に組み込まれており、追加のトランスミッションは不要とした。
この装置は内燃機関の支援やエネルギーの回生を担い、コースティング走行や電気走行を実現。また、インバーターはバッテリーから取り出した直流電流を交流に変換して電気モーターに供給し、必要なトルクとエンジン回転数を制御する。
ボッシュは、「スタートおよびストップ機能も組み込めるため、とくに市街地での配送では、さらなる燃費向上が期待できる」とコメントしている。