ヤマハ発動機は、ヤンマーと米国でROV(レクリエーショナル・オフ・ハイウェイ・ビークル)事業で業務提携することで合意した。両社は年内に契約を締結し、2016年12月からヤマハROVのマルチパーパスモデル「バイキング」と「バイキングVI」をヤンマーにOEM供給する。ヤンマーは米国での農家向け販売網を活用して2017年1月からROVを販売する。両社はこれまで、産業用無人ヘリや発電機、除雪機で取引実績がある。ヤマハの技術力・製造ノウハウと、ヤンマーの米国での農家向け販売網を融合することで、拡大する米国ROV市場での販売を拡大する。米国市場でのROV需要は年々増加傾向にあり、農業や酪農などの業務からレジャーまで幅広い用途で使用されている。ヤンマーは、米国のROVを含む農業用運搬車両市場に向けて長年ディーゼルエンジンとドライブユニットのみを供給してきたが、今回の業務提携を皮切りにROV製品の販売に参入する。ヤマハからヤンマーにOEM供給されるこれらROV2機種は、カラーリングやグラフィックなどの外装デザインをヤンマー仕様として一新、ガソリンエンジン搭載の新製品としてヤンマーのブランド、モデル名で販売する。米国ジョージア州にあるヤマハ・モーター・マニュファクチャリング・コーポレーション・オブ・アメリカで生産する。
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