ダイムラー商用車部門、世界6か所へのリージョナルセンター開設が完了

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ダイムラーの大型商用車
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三菱ふそうトラック・バスとダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社が協業を行うダイムラー・トラック・アジア(DTA)は5月23日、ダイムラーの商用車部門が世界6か所に開設したリージョナル・センター(RC)を本格活用して、FUSOとバーラトベンツの販売とカスタマーサービスの拡大を図ると発表した。

ダイムラー商用車部門は、2015年10月のRC MENA(ドバイ)を皮切りに、成長のカギとなる世界6地域に販売とカスタマーサービスを統括するRCの開設を進めてきた。今回、インド・チェンナイに南アジア地域6か国、ブラジルに中南米地域34か国を統括するリージョナル・センターを開設。これにより世界6か所のRC開設が完了した。

チェンナイに拠点を置くダイムラー・コマーシャルビークルセンター・サザンアジア(DSA)は、スリランカやバングラデシュ、ミャンマーなど南アジア6か国のFUSOトラックとバス、バーラトベンツをはじめとするダイムラー商用車ブランドの販売とサービスを支援する。

2014年の6か国平均GDPは6%と、成長のポテンシャルを顕著に示している。特にスリランカでは、FUSOが日本メーカーの中でマーケットシェア6年連続トップを維持するなど、ダイムラー商用車部門にとり重要な市場となっている。またミャンマーとネパールにはダイムラーが2年前に新規参入。ともに中古車市場が盛んである一方で、FUSOとバーラトベンツの認知度は高く、販売拡大が見込めるとしている。

《纐纈敏也@DAYS》

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