【アルファロメオ MiTo 試乗】“走らせている感”がハンパない…島崎七生人

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アルファロメオ MiTo コンペティツィオーネ
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走らせている感ハンパない。今ドキの表現でお伝えするならそんな感じか。日本登場からはや7年、“ベビー・アルファ”こと『MiTo(ミト)』は、変わらず精一杯、アルファロメオらしさを乗る者に味わわせてくれる。

とにかく活き活きとした走りは、このクルマのイチバンの魅力だ。搭載するのは1.4リットルターボで、これに6速TCT(デュアルクラッチ)の組み合わせ。武器となるのは「D.N.A.システム」で、スイッチをもっともパワフルな“d”に切り替えると、アクセルレスポンスが目覚ましく敏捷になり、エンジンをより高回転まで使って手応えのある走りを堪能させてくれる。

一方でサスペンションは減衰力可変機能付き。ワインディング路に持ち込めば、アルファロメオらしい軽快さに加え、走り込んでも足が粘るしたたかな一面も披露する。なのでパワフルなエンジンとあいまって、走りのポテンシャルの高さは並々ならぬものだ。実は冒頭で“走らせている感”と書いたのは、最近のクルマとしては路面によりロードノイズの立ちかたがやや大きめなことと、40km/h以下程度で人によっては乗り味が締め上げられて感じることを含めての表現。けれどMiToの実に瑞々しい走りを知ってしまえば、そんなことは気にならなくなる。

『8C』を連想させるスタイリングは、2014年に盾型グリルにクロームの縁取りがはいった程度で、初期型からの大きな違いはない。もちろんまったく古さを感じさせないどころか、キュッと大胆に絞り込んだパネル面、ヨソのどのブランドとも見間違わない個性的なルックスで、相変わらず見る者の気持ちを惹きつける。近年でいえば『147』がそうだったけれど、退屈なただの2BOXには終わらさないスタイリングからは、アルファロメオの心意気が伝わってくる。

インテリアも同様に、ドアを開けFrau社製のレザーシートの香ばしい匂いを感じるだけでも「ああ、アルファロメオだ」と思う。最新モデルは途中の小改良でインパネ上面の切り返し部分が現在のIDシボ(以前はカーボン調だった)に変わり、ほんの少し柔らかな仕上げになった分、質感を高めた。また、とあるディーラーのセールス氏によれば「カーナビが標準装備になったこともユーザーメリットのひとつ」とのこと。見れば試乗車には、これまでも純正指定で、性能とシンプルな操作性で定評のカロッツェリア・楽ナビ(AVIC-RZ99)がインストール済みだった。今やカーナビは必需品だから、これなら話が早い。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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《島崎七生人》

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