【マセラティ レヴァンテ】流麗なデザイン、SUVである前に“マセラティ”であることを表現

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マセラティ レヴァンテ
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これまで、多くのマセラティは“風”の名前を使っており、今回日本でも発表された新型SUV『レヴァンテ』も同様である。

例えば『ボーラ』、『カムシン』、『シャマル』をはじめ、現在販売している『ギブリ』も同様に風の名前を付けられている。そしてレヴァンテは「地中海に吹く風の名前から取られた」とは、マセラティ・ジャパン代表取締役社長の牧野一夫氏の弁。

更に、「レヴァンテはSUVの形をしたまぎれもないマセラティだ」と牧野氏。「一目でマセラティとわかるサイドのキャラクターラインを生かしたスタイリングや、クーペのような流麗なデザイン」は、マセラティのデザイン部門、チェントロスティーレの手によるものだ。

その特徴は、「100周年を記念して、2014年に発表されたコンセプトカー、『アルフィエーリ』のグリルを踏襲。そしてヘッドライトやマセラティ特有の3連サイドベント。そしてリアに至るまでまさに流麗なプレスラインを構成している」という。

また、「マセラティ全モデル共通のフレームレスドアがクーペのデザインを際立たせている」と牧野氏。これが可能なのは、高いボディ剛性が確保されているからだ。

レヴァンテは、「ギブリのシャシーをベースにしていることにより、前後50:50の重量配分を実現。更にセグメント内で最も低い重心位置だ」。また牧野氏は、「Cd値はギブリと同じ0.31を実現することや、最高速度がクラストップである」ことなどを挙げ、「マセラティはレヴァンテに対して、マセラティブランドの原点であるスポーツカーというエッセンスを大幅に取り入れている」とコメントする。

そして、FRをベースとしたAWDシステムを全車に標準装備していることから、「まさしくスポーツカーの走りを実現している。スカイフックサスペンションも採用しているので、ドライバーが意のままにドライビングを楽しめる」と話す。

最後に牧野氏は、「レヴァンテはマセラティ特有のエグゾーストノートを奏でる。これが何よりもレヴァンテがSUVである前にマセラティであることを表現している」と、全てにおいてマセラティ一族のクルマであることを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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