米国の自動車最大手、GMは5月11日、新開発の10速ATの詳細を明らかにした。世界の自動車メーカーでは、ATの多段化がトレンド。この流れに従い、GMは10速ATを新開発。GMは、「10速ATの市販乗用車への搭載は、GMが世界初」と説明する。GMがアピールするのは、ギアチェンジに要する時間の短さ。GMの社内テストでは、ポルシェのデュアルクラッチトランスミッション、「PDK」よりも、素早いシフトチェンジが確認されたという。具体的には、1速から2速へのギアチェンジは、GMの10速ATがPDKよりも36%速い。同様に、2‐3速では27%、3‐4速では26%、GMの10速ATがPDKよりも素早いシフトチェンジを実現するという。GMはこの10速ATを、2017年モデルのシボレー『カマロ』の高性能グレード、「ZL1」に採用。さらに2018年までに、後輪駆動車合計8モデルに設定する計画。
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