2016年のスーパー耐久第1戦「もてぎ5時間耐久レース」が4月2・3日にツインリンクもてぎで開催される。今年は注目のマシンやドライバーが参戦するとあって注目を集めている。
ここ数年、参戦台数が増え今年は65台がエントリー。このうちFIA-GT3マシンで争われるST-Xクラスは11台がエントリーし、5時間に及ぶ激しいバトルが予想される。
その中でも注目なのが、GTアジアなどで輝かしい成績を残してきたクリアウォーター・レーシングの参戦。マシンはマクラーレン『650S GT3』。2月のバサースト12時間レースを制している実績のあるマシンだが、日本のカテゴリーへの参戦は初めて。開幕戦からどんな走りを見せてくれるか楽しみだ。
台湾のチームが母体となっている「HubAuto Racing」は、フェラーリ『488 GT3』を投入。名門フェラーリが仕上げた最新のGT3マシンが早くもスーパー耐久に登場する。SUPER GTなどで活躍する吉本大樹がエースドライバーを務める。
またST-Xではお馴染みとなった歌手の近藤真彦氏が率いるKONDO RACINGと日産自動車大学校によるコラボチームが今年も参戦。マシンは昨年各国のレースで大活躍した2015年スペックの日産『GT-R NISMO GT3』だ。近藤監督も「今年はいける気がする」と体制発表の段階から手応えを掴んでいる様子。開幕戦からトップ争いに絡んでくることは間違いないだろう。
この他にも、ST-4クラスにはSUPER GT(GT500)を引退した脇阪寿一が埼玉トヨペットのチーム「Green Brave」から参戦。一番の激戦区と言われているST-4クラスでどんな走りを見せてくれるのか、目が離せない。
注目の開幕戦は4月2日に公式予選が行われ、決勝は3日12時15分スタート。5時間後の17時15分にゴールを迎える。