3タイプで登場した『キャスト』。それぞれに試乗せねば…とチャンスを作ってきたが、個性という点でレポーターが1番明快、かつクルマの仕上がりも一頭抜き出ている…と感じたのが、この「アクティバ」だった。その理由は“とにかく乗り味がいい”からだ。個人的な好みもあるかもしれないが、3タイプの中では乗り味がもっともしなやかで重厚で心地よく感じ、それは他2タイプとは歴然とした差に思えた。サスペンションのストロークも十分だし、165/60R15サイズのタイヤもタプッ! と安心感のある乗り味に貢献していそう。さらにしっとりとしたステアリングの感触や、タイヤからの入力を受け止めるボディのシッカリ感も心強さをおぼえる。総じて、クルマ全体のバランスが非常に良好で、軽らしからぬ、欧州Aセグメントのコンパクトカーと肩を並べる上等な走りっぷり、仕上がりに感じた。となると、ソフトパッドを用い質感にこだわったインテリアがなお生きてくる。たとえばスズキ『ハスラー』はカジュアルでポップなセンスを楽しむクルマだが、コチラは実はややオーソドックスな乗用車的な雰囲気が味わえる…というべきか。だとしたら、他メイクで標準車とカスタムを作り分けているように、顔回りを含めデザインの差をもっと大きくし、キャラクターの違いをアピールしたほうがより自然なのでは? とも思った。■5つ星評価パッケージング:★★★★★インテリア/居住性:★★★★★パワーソース:★★★★★フットワーク:★★★★★オススメ度:★★★★★島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
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