フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカは10月19日、『ゴルフ』や『ジェッタ』に不具合があるとして、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)に、リコール(回収・無償修理)を届け出た。
今回のリコールは、助手席の着座センサーの不具合が原因。フォルクスワーゲンオブアメリカによると、助手席の着座センサーの制御モジュールに不具合があり、助手席乗員が大人か子どもかの検知が適切に行えず、事故の際、エアバッグが正しく展開しない恐れがあるという。
リコールの対象になるのは、2015年モデルの3車種。ジェッタが721台、ゴルフが268台、ゴルフのEV、『e-ゴルフ』が4台。米国で販売された合計993台が、リコールに該当する。
フォルクスワーゲンオブアメリカでは、対象車を保有する顧客に通知。販売店で点検を行い、助手席の着座センサーの制御モジュールを交換するリコール作業を行う予定。
なお、フォルクスワーゲンオブアメリカは、「この不具合による事故、負傷者の報告はない」と説明している。