【危機管理産業展】MV-22オスプレイにも搭載可能なポラリス社製ATVを展示

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MV-22オスプレイにも搭載可能…ということで注目を集めるポラリス社製のATV。
  • MV-22オスプレイにも搭載可能…ということで注目を集めるポラリス社製のATV。
  • 車幅は約1.5mと小さい。
  • ボディの外板は樹脂製。
  • キャビンスペースはフレームで覆っただけの簡易な構造。
  • シートも小さいが、シートベルトは頑丈な構造。
  • アメリカ軍では作戦初期段階で少人数の兵員輸送を視野に入れているといわれている。
  • エンジンは約850cc、トランスミッションはCVT。
  • 上方から運転席を眺める。

危機管理産業展(RISCON)2015には、災害現場で活躍する車両も多数展示されているが、その中で異彩を放っていたのはアメリカ・ポラリス社のATV(All Terrain Vehicle)だ。アメリカ軍が特殊部隊用として正式採用したものも含まれている。

出品していたのはポラリス社の車両を扱う名古屋のホワイトハウスという会社。民生用は『レンジャー』という名称が付けられている車両だが、軍用バージョンはアメリカ軍の特殊部隊用にも採用されており、今回は軍用と同等の仕様となった車両も会場内に展示している。

この車両の全幅は約1.5mで、車体後部はフレームだけという簡易な構造だが、「キャビンスペースの狭いV-22オスプレイにそのまま搭載できる」ということが最大の特長となっている。少人数の兵員輸送に使える簡易なATVをオスプレイで輸送し、前線の陣地を確保した後にさらに大型の車両をCH-47チヌーク等の大型ヘリで輸送するという使い方をアメリカ軍では想定しているようだ。

陸上自衛隊もオスプレイを導入するが、オスプレイで移送できる車両を導入ということになれば、アメリカ軍側と仕様を合わせるという意味でポラリス社製のATVも併せて導入する可能性が高い。

《石田真一》

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