「SPA SIX HOURS」に出場するにはFIAヒストリック・テクニカルパスポート(HTP)の取得が必要だ。車両も、当時の仕様に合わせるよう細かい規定がある。加藤さんに苦労した点を聞くと、「この車はパーツが手に入りづらいのが難点。日本国内にはほとんどないので、ヨーロッパやオーストラリア、ニュージランドなど海外で手に入れることが多い。フェンダーも鉄でできているので、こだわって探しました」とのこと。カラーリングやステッカーも当時の写真をスキャンして再現。地元愛知県のガレージ「RE SUGIYAMA」の協力も得て、ついに今回出場の夢を叶えた。