フォルクスワーゲングループによる大規模な排出ガス試験での不正問題。傘下の高級車ブランド、アウディでも不正車両の存在が判明し、具体的車種名が公表された。
これは9月28日、アウディの広報担当者が明らかにしたもの。「違法なソフトウェアが搭載されていたアウディ車は、全世界でおよそ210万台」と公表している。
アウディは同時に、具体的な車種名も発表。『A1』、『A3』、『A4』、『A5』、『A6』、『Q3』、『Q5』、『TT』の合計8車種が該当する。
市場別では、ドイツの約57万7000台を含めて、西欧が約142万台で最多。米国はA3のみで、およそ1万3000台が対象となる。なお、該当するのは、全てディーゼル車。
フォルクスワーゲングループ全体では、全世界でおよそ1100万台が対象。このうち、主力のフォルクスワーゲン乗用車ブランドが、約500万台を占めている。