スズキ、フォルクスワーゲン保有株をポルシェに売却

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スズキ本社
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  • VWグループ マティアス・ミューラー新CEO
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スズキは9月26日、保有するフォルクスワーゲンの全株式を、ポルシェ・オートモービル・ホールディングに売却する契約を締結した、と発表した。

スズキとフォルクスワーゲンは2009年、双方が株式を持ち合い、技術面でも協力する資本・業務提携を締結。しかし、両社の考え方に違いが発生したため、スズキは2011年11月、フォルクスワーゲンに提携解消を通知。同時に、国際仲裁裁判所に仲裁を申し入れていた。

その後、裁判所に仲裁が認められ、9月17日、スズキはフォルクスワーゲンが保有するスズキの株式1億1161万株の買い戻しを完了させている。

今回の発表は、これとは逆に、スズキが保有するフォルクスワーゲンの全株式439万7000株を、売却したもの。売却先はフォルクスワーゲンの株式の過半数を保有するポルシェ・オートモービル・ホールディング。売却価格は公表されていないが、スズキによると、約367億円の売却益が得られたという。

スズキは、「平成28年3月期第2四半期連結会計期間に、約367億円の特別利益を計上する」と説明している。

《森脇稔》

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