ドイツの高級スポーツカー、ポルシェが9月15日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー15で初公開した改良新型『911カレラ』。同車の公式映像が、ネット上で公開されている。
今回発表されたのは、現行911シリーズ(991型)にとって、初の大幅改良車。外観は、フロントに新デザインのヘッドライトやバンパー、LEDデイタイムランニングライトを採用。リアは、エンジンカバーやテールランプ、バンパーが新しい。ボディサイドでは、アルミホイールやドアハンドルのデザインを改める。
室内には、新デザインのステアリングホイールを装着。これは世界限定918台が完売したPHVスーパーカー、『918スパイダー』のものを、ベースにした。
パワートレインは、ダウンサイジングの新開発ターボエンジンの採用がハイライト。従来の自然吸気の3.4リットル(911カレラ)および3.8リットル(911カレラS)水平対向6気筒を、3.0リットル水平対向6気筒ツインターボに置き換えた。
スペックは911カレラ用が、最大出力370hp、最大トルク45.9kgm、911カレラS用が最大出力420hp、最大トルク51kgm。動力性能はPDKの「スポーツクロノパッケージ」の場合、911カレラが0‐100km/h加速4.2秒、最高速295km/h、911カレラSが0‐100km/h加速3.9秒、最高速308km/h。
ポルシェが公式サイトを通じて配信した映像には、クーペとカブリオレが登場。定番スポーツカーの進化ぶりを紹介している。