ハーレーダビッドソンジャパンは9月11日、都内ホテルにてメディア向け発表会を開催し、2016年モデル全33機種の全貌を明らかにした。
ヤング層にも人気がある『XL1200X フォーティーエイト』は、39mm径だったフロントフォークを49mmに大径化し、トリプルツリーも大きくなった。9本スポークのアルミキャストホイールやプレミアムリアショック、スリットの入ったニューヒートガードを新採用したほか、タンクグラフィックやシート表皮も見直され、よりスタイリッシュになっている。
ハーレーダビッドソン・アジアパシフィックのリーダー、グレッグ・ウィリス氏によると、フォーティーエイトの特徴は「力強くファットなフロントエンド」。今回のリフレッシュは、その個性をより強調したものとなった。
また、『XL883N アイアン883』も前後ホイールをアルミキャスト製9本スポークとし、リアショックをグレードアップ。エアクリーナーボックスも独自のラウンドタイプに変更し、ソロシートはタックロール調に生まれ変わっている。
注目はソフテイルファミリー全機種に、ツーリングファミリーと同スケールの「ツインカム103B」(1689cc)エンジンを搭載し、『FLS ソフテイルスリム』と『FLSTFB ファットボーイロー』の人気2機種には「Sシリーズ」と名付けられた上級仕様を設定したこと。
「Sシリーズ」には、これまで受注生産車にしか搭載されてこなかった「ツインカム110B」(1801cc)エンジンが搭載され、油圧クラッチや電子制御クルーズコントロールといった1ランク上の装備が与えられる。
さらに『ロードキング』や『ロードグライドウルトラ』といった人気モデルも復活。
価格も初めて公開され、もっともリーズナブルな『ストリート750』(ビビッドブラック)が85万円、最上級機種の『CVO リミテッド』は512万円であることがわかった。