【ホンダ シャトル と愛犬の旅】夏の三浦海岸リゾートへ、ペットに優しい広さと静粛性

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ホンダ シャトルハイブリッド
  • ホンダ シャトルハイブリッド
  • ハイブリッドエンジンは安定した静かな走りをもたらす
  • マリアと一緒に寝られるくらい、ラゲッジルームは広々
  • ホンダ シャトルハイブリッド
  • ラブラドールのマリア
  • ジャックラッセルのララ
  • ハイブリッドは快適性抜群
  • 後席背後のマルチユースバケット
犬が乗り降りし、ドライブするのにふさわしいドッグフレンドリーカーを研究してはや8年。

自称、自動車評論犬!? でもあるわが家の”旅する”ラブラドールレトリーバー、マリアに「こんなにドッグフレンドリーなワゴンなんてめったにないワンよ」と言わせたのが、ホンダ『シャトル』。クラッシィリゾーター、リゾートドライブをテーマにした、本格的かつ独創的なワゴン機能を持つ、今では希少な5ナンバーサイズのコンパクトワゴンだ。

先代と違い、『フィット シャトル』ではなく、ホンダ シャトルとネーミングしたのは、ワゴンとしての独自性を強めた結果。パッケージングも先代に対してノーズ部分を短縮し、リヤオーバーハングを延長しワゴンとしての機能、使い勝手を追求している。

シャトル最大の強みは『フィット』などと同様に、ホンダ独創の誰もマネできないセンタータンクレイアウトの採用だ。普通、後席の下に置かれる燃料タンクを極限まで薄型化し車体中央フロア下に配置。おかげで後席下部に空間ができ、後席格納時に後席が低く前に沈み込む。完全にフラット化できるダイブダウン格納や、後席をV字にハネ上げ、背の高い荷物も余裕で積み込めるトールモードを可能にしたのだ。

そんなワゴンが登場すれば、自称自動車評論犬であると同時に、犬と泊まれるリゾートホテル評論犬!? のマリアが黙っているわけはない。シャトルハイブリッドで早速、夏のリゾート1泊ドライブ旅行に出掛けることにした。


◆乗降ラクラク、収納やシート素材に嬉しいポイントあり

目的地は、都心から約85キロ、1時間ちょっとの距離にある横須賀・三浦海岸。真夏のクルマ移動による犬のストレス低減に配慮した、東京からもっとも近いビーチリゾートのひとつだ。

ここで出発前にマリアがシャトルのドッグフレンドリーポイントをわんわんチェックしたので、まとめてみよう。

1. 犬の乗降は楽々自在

シャトルはリヤドアからもテールゲートからも犬の乗りやすさ抜群。大きく開くリヤドアからの場合、後席座面高が60cm、後席をダイブダウン格納したときのフロア高56cmと、いずれも大型犬はもちろん、ジャンプ力のある中型犬、小型犬なら楽々乗り降りできる高さである(マリアの検証によれば、62cm以下だと乗り降りしやすいらしい)。テールゲート側もフロアは地上54cm(段差なし)と、世界のワゴンの中でもっとも低い部類 。これなら老犬にもぴったりだ。

2. 低く広大なラゲッジフロアは大型犬もくつろげる拡大可能なスペース

ラゲッジスペースは後席使用時でも奥行き95.5cm、幅97~150cm、高さ最小85.5cm~とクラス最大級の広さ。大型犬のマリアだってゆったりくつろげる空間がある。しかも後席を格納すればフロア奥行きは 177cm(最大奥行き184cm/メーカー値)にも達する。こうなると大人の車中泊はもちろん、車内で犬の運動会も可能だろう。

3. アイドリングストップ時も冷風が出て暑い夏でも快適空間

シャトルはガソリン車にアイドリングストップしても一定時間冷風が出る蓄冷式エアコンを装備。一方、ハイブリッドのエアコンは電動コンプレッサータイプで、エンジンが停止しても冷風が途切れないため(蓄冷式のガソリン車は一定時間)、暑がりの犬も夏のドライブを快適に過ごすことができるのだ。

4. アイデア満載の収納でドッググッズの置き場に困らない

上級グレードに装備される後席背後のマルチユースバケット(一流ホテルのクロークからヒントを得たトレー状の物入れ、耐荷重MAX3kg)は、後席の乗員の手荷物や帽子などを置くのに便利。使わないときはパタンと畳める新発想の収納だが、犬とドライブするときにはドッググッズなどを置くのにもうってつけ。フロアに置いて毛だらけになったら困るアイテムも、ここなら安心だ。

5. 後席シートサイドの素材に注目

これはクルマ(後席)に乗り慣れたマリアだからこそ気づくことかもしれないが、シャトルハイブリッドの「Xグレード」以上のシートはかけ心地抜群のなめらかで柔らかいファブリックとプライムスムースと呼ばれる合成皮革の組み合わせ。そのプライムスムースがシートサイドを覆っているため、リヤドアからの乗降の際にシートサイドに抜け毛が付着しにくいのである。そこがファブリックだと、後席用ペットシートマットなどでシート表面を覆っていても、1回の乗り降りで抜け毛がけっこう付いてしまうのだが、(ラブラドール、ジャックラッセルを含む、ダブルコートなど抜け毛が多い犬種の場合)それが防げるプチ機能というわけだ。


◆三浦海岸への道中、静かな平和もたらすハイブリッド

さて、いよいよモード燃費最高34.0km/リットルを誇るシャトルハイブリッドで三浦海岸への1泊2日のドライブ旅行に出発だ。今回はマリアの妹のジャックラッセルのララもいっしょ。

大型犬マリアはホンダ純正、シャトル専用のラゲッジマットを敷いたラゲッジスペースに、小型犬のララはペットシートマットを敷いた後席にペット車外飛び出し防止リードを装着し、首輪につないで乗車。「エアコンの風がラゲッジに届きやすいように後席右側4部分を倒しても、ペットシートマットは2本のジッパーで分割することで(Mサイズの場合)対応してくれるからさすが純正、ホンダドッグシリーズわんね」なんてマリアは感心している。

シャトルハイブリッドの発進は基本的にEV走行。1.5リットルエンジンにモータートルクのアドオンもあって、実に滑らかに、静かに走りだす(システム最高出力は137ps)。横浜横須賀道路を余裕たっぷりに走るシャトルハイブリッドの室内は平和そのもの。専用ダンパー、足回りのセッティング、そして絶対的な低重心によって、乗り心地はフラットかつマイルドで姿勢変化最小限。人間と違ってどこかにつかまれない犬は、こうした安定感の高いクルマが向いている。

しかもエンジンを中高回転まで回すようなシーンでもハイブリッドモデルは吸音材、遮音材がふんだんに使われているため、静粛性はクラスを超えたものと言っていい。聴覚に優れた犬にとって、シャトルは快適そのものの、まさにリゾートクルーザーというわけだ。

夏場の犬連れドライブ旅行では、立ち寄り場所も暑さを感じさせない屋内のエアコンの効いたところが絶対条件だ(テラス席はフロアが熱い!)。そこで三浦海岸で遅めの犬連れランチするのに選んだお店が、横浜横須賀 道路・佐原ICから海沿いの134号線に出てほど近い青い屋根と店頭のサーフボードがリゾートしている「ブルームーン横須賀」。

ドッグカフェではないものの、ドッグウエルカムなカフェ&レストラン。看板メニューはオーダーが入ってから生地づくりするというパンケーキと国産肉のスペアリブ。スペアリブは味が選べてお肉はとろけるような柔らかさ。女性スタッフはドッグフレンドリーで犬のお水のサービスもあり、居心地のよさもまた抜群だ。いつも満席なほどの地元のひとたちにも愛されるお店なのである。駐車場は数台分しかないものの、目の前が海沿いの有料駐車場で、アクセス性もまた文句なしである。

ブルームーンで三浦海岸のリゾート気分を満喫したあとは、いよいよ今日の目的地、犬連れ専門宿の「アレーナ三浦海岸」へ。海岸へは海沿いの道を渡り数分で出られるロケーションにあり、スイートルーム2室、スタンダードルーム4室のプライベート感覚ある隠れ家的な宿だ。実はここ、宿・駐車場にアクセスする道がけっこう狭いのだが、全幅1695mm、5ナンバーサイズのシャトルならスイスイ入って行ける。

チェックインを済ませまず向かったのは、犬の体温を下げる効果もある2階部分のドッグプール(2×4m、水深60cm)。宿泊客、レストラン利用者は無料で遊べ、プールサイドのテラスにはパラソル、テーブル&チェアもあるから、リゾート気分満点。

軽井沢に生まれ育ったララは始めてのプール体験。うっかり滑って意図せずプールにドボンと入っても、泳げるもんです(わんこ用ライフジャケットの用意もあり)。犬がプールや海で泳いでずぶぬれになっても安心安心。エントランス横にはドッグシャワーのほか、ドライヤーやタオルが完備されたスペースがあるからだ。

今回、宿泊したのは2階にあるスイートA、201号室。52平方メートルの広さに、パラソル&デッキチェアがある広々としたテラスが付きでバス、トイレ完備。テラス部分を除きバリアフリーなフロアだから段差が苦手な小型犬、老犬にもぴったりだ。1階からは階段のほか、エレベーターも利用できるから館内の移動は快適である。201号室のすぐとなりはコーヒーなどが無料で飲め、電子レンジが使えるミニキッチン的共用スペースになっている。

夕方のお散歩はもちろん、宿から歩いてすぐの海岸で(残念ながら宿にドッグランはありません)。海水浴場ではないため、真夏でも人が少なく、お散歩しやすいのがうれしいポイントだ。
《青山尚暉》

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