『MINI』新型3ドアハッチバックモデルに、ハイパフォーマンスモデル「MINI ジョン・クーパー・ワークス(JCW)」が加わった。最高出力231psと最大トルク320Nmを発揮する新開発の直列4気筒ターボエンジンを搭載し、歴代MINIの中で最もパワフルなモデルとなった。
「クーパーS」に採用された2.0リットルのユニットをベースに、専用のピストン、ターボチャージャー、専用のインタークーラーや専用エキゾースト・システムに変更し、最大ブースト圧を1.9バーから2.2バーにアップしている。これにより、0-100km/h加速を先代より0.6秒早い、6.1秒(AT車)で達成する。最高速度は245km/hで10%の向上を図った。
加速性能だけではなく、ブレーキも強化している。ブレンボ社と共同開発したスポーツ・ブレーキ・システムは、円形330mmのブレーキディスクに4ピストンブレーキキャリパーが装備されている。フロントバンパーには、ブレーキ冷却用ダクトも見られる。ホイールとタイヤは、17インチが標準となっているが、オプションで18インチも設定。
インテリアでは、JCW専用のスポーツ・シートが特徴的だ。ヘッドアップディスプレイやセンター・ディスプレイ等、専用のデザインを採用している。価格は、6速MTが398万円、6速ATが415万円だ。