【春休み】幻の国産スポーツ、ホンダコレクションホールに展示

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ホンダ スポーツ360(右)とトヨタ パブリカスポーツ(左)
  • ホンダ スポーツ360(右)とトヨタ パブリカスポーツ(左)
  • トヨタ パブリカスポーツ(手前)とホンダ スポーツ360(奥)
  • ホンダ スポーツ360(手前)とホンダ S500(奥)
  • ホンダ S800(右)とトヨタ スポーツ800(左)
  • ホンダ S800(右)とトヨタ スポーツ800(左)
  • ホンダ S800 RSCレース仕様車(手前)とトヨタ スポーツ800 レース仕様車(奥)
  • トヨタ スポーツ800 レース仕様車(手前)とホンダ S800 RSCレース仕様車(奥)
  • “52年ぶりの再会~よみがえる幻の国産スポーツカー~”展

ホンダコレクションホール(ツインリンクもてぎ内)では、4月8日まで“52年ぶりの再会~よみがえる幻の国産スポーツカー~”と題した企画展を開催している。

1962年に開催された第9回全日本自動車ショー。そこには2台の小型スポーツカーのプロトタイプが展示された。1台は、ホンダ初の四輪車である『スポーツ360』。そしてもう1台は軽量化と徹底した空気抵抗低減を目的とした実験車、トヨタ『パブリカスポーツ』。どちらも市販化されることのなかったスポーツカーだ。

ホンダスポーツ360はエンジン特性や、軽規格での海外進出が難しいことから開発を断念。同時に発表されたS500の開発に集中することになり、すべて解体されてしまった。しかし2013年、ホンダ技術研究所の技術伝承プロジェクトとしてよみがえった。

パブリカスポーツは、もともと前述のとおり実験車として開発され市販予定はなかったが、ショーでの反響が大きかったことから、のちのトヨタ『スポーツ800』の開発につながったといわれる。パブリカスポーツそのものも現存していないが、当時製作に関わった方々が中心となり復元された。

今回の企画展では、この2台と共に、その後の市販車やレースシーンで活躍した車両も同時に展示されることから、両車の歴史が俯瞰できるようになっている。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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