【メルセデス-マイバッハ Sクラス 発売】20cmの延長と、ボディ形状変更がもたらしたもの

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メルセデス-マイバッハ Sクラス
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メルセデス『マイバッハ Sクラス』は、後席の快適性向上のために『Sクラスロング』のホイールベースを更に20cm伸ばし、リアシート等も変更されているが、エクステリアにおいてもいくつか手が加えられている。

エクステリアにおいてやはり目につくのは20cm延長されたホイールベースだ。メルセデス・ベンツ日本商品企画・マーケティング部商品企画1課の木下潤一さんも、「Sクラスがベースだと思ってこのクルマを見ると、全然雰囲気が違って見える。クルマの長さが威厳を醸し出しているのだろう」とコメント。

もうひとつ大きな特徴は後席のドアがSクラスよりも短くなった代わりに、ボディ側の切り角が真っ直ぐになったことだ。これは、「普段の乗り降りのしやすさと同時に、後部座席をリクライニングしたときに、乗員の顔が小窓に来るようになり、凄く包まれた感じと小窓から外をのぞく雰囲気。そしてドアよりも少し後ろに座ることによる静粛性の向上にも寄与している」と説明。

フロント周りでは、SクラスV12気筒エンジンのアイコンであるフロントグリルのツインルーバーが8気筒モデルであるマイバッハ S550でも採用されたほか、ドア周りにクロームメッキが施されている。

そして、マイバッハ Sクラス専用の20インチのディッシュ型ホイールが採用された。「これは鍛造で作成されており、軽量かつ、迫力のあるデザインが実現できた」(木下さん)。

さて、日本におけるユーザー層について木下さんは、「メインはピュアショーファードリブンのクルマを探している方だ」と述べ、「ピュアショーファーの方は4台5台と持っている方もいるので、そこに1台加えてもらいたいし、もうひとつは、いまのSクラスユーザーで後席メインで使われている方にもぜひ興味を持ってほしい。20cm広いだけでかなり違う。エクステリアもそうだし、乗ってもらっても全く違うので、そういったお客様に勧めたい」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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