米国の自動車大手、フォードモーターの主力コンパクトカー、フォード『フォーカス』。同車の最新型に設定される高性能グレード、「RS」が予告された。
これは2015年1月21日、フォードヨーロッパが公式サイトで明らかにしたもの。同社は、2月3日の発表に向けて、新型フォード『フォーカスRS』の最初の予告イメージを配信している。
先代のフォーカスRSは、2009年に発売。ボルボカーズ製の2.5リットル直列5気筒ガソリンターボは、シリンダーヘッドやカムシャフトを一新。さらに、吸排気系やコンピュータープログラムも変更された。この結果、最大出力300ps、最大トルク44.9kgmを発生。6速MTを介して、0-100km/h加速5.9秒、最高速度258km/hの性能を実現する。
駆動方式は、先々代の4WDからFFへ変更。これは軽量化が目的。大パワーのFF車特有の欠点であるトルクステアについては、新開発のレボナックルサスペンションを前輪に採用することで対応した。足回りは235/35R19サイズのワイドタイヤを装着。ブレーキローター径は前336mm、後ろ300mmの大径仕様で、ハイパワーを受け止める。
現時点では、新型フォーカスRSの詳細は公表されていない。ただし、新型はグローバル市場に投入される予定。今回、フォードヨーロッパが配信した予告イメージでは、新型の開発車両がテストコースにおいて、優れたパフォーマンスを披露している。