東レは、スエード調人工皮革「ウルトラスエード」が、トヨタ自動車のスポーツコンバージョン車『マークX GRMN』のフロントシートをはじめとする内装材と、オーナーズマニュアルケース(車検証入れ)に採用されたと発表した。
マークX GRMNは、2015年6月に100台限定で発売される。トヨタの国内生産モデルにウルトラスエードが採用されるのは、今回が初めて。
スエード調人工皮革のウルトラスエードは、東レが1970年に超極細繊維生産技術をベースに開発した。超極細繊維が束状になって緻密に絡み合った天然スエードと同じような構造の先端素材。上質な素材感、滑らかな手触り、美しい発色や様々な表面加工による意匠性などが評価され、今回の採用が決まった。
ウルトラスエードが適用された内装部位は、フロントシートのほか、ステアリングホイール、シフトノブ、パーキングブレーキレバー、フロアコンソールボックス、ドアトリム。