日本ではあまりみかけないが、EUではボッシュのパワーユニットを搭載した電動自転車が存在する。「オートモーティブワールド2015」のボッシュのブースでは、電動自転車を使ったアトラクションが人気だった。
ダイナモ上の電動自転車にまたがり、ペダルをこぐと正面のスクリーンが動き出し、坂道や道路の状況によってダイナモのローラーが重くなったりする。これを電動自転車のアシストと制御でどれくらい楽になるのかを体験できるというアトラクションだ。
EUの電動自転車は、日本のものと同様にパワーアシスト方式だ。中国や一部アジアで一般的なペダルもついたモーター駆動の自転車ではない。ペダルをこがなければアシスト機構は働かないが、日本の一般的な電動自転車との違いはパワーアシストモードが4段階になっていることだ。
アトラクションに使われている自転車は、EUでは実際に売られているものだそうで、ボッシュは50社以上の自転車メーカーに電動アシスト機構(バッテリー、モーター、制御機構、コントローラー)をOEM供給している。注文があれば日本企業へも販売したいとのことだ。
アトラクションの近くには、テラモータースの電動バイクも展示されていた。テラモータースのバイクのインホイールモーターとその制御ユニットはボッシュ製だからだ。