【レクサス RC350 試乗】久々に感じるグランドツーリングカーの快感…諸星陽一

試乗記 国産車
レクサス RC350 バージョンL
  • レクサス RC350 バージョンL
  • レクサス RC350 バージョンL
  • レクサス RC350 バージョンL
  • レクサス RC350 バージョンL
  • レクサス RC350 バージョンL
  • レクサス RC350 バージョンL
  • レクサス RC350 バージョンL
  • レクサス RC350 バージョンL

レクサスの2ドアスポーツ『RC』が登場。3種あるパワーユニットのうち、もっともベーシックと言えるのがV6エンジンを搭載する「RC350」だ。

RC350に搭載される3.5リットルのV6エンジンは、318馬力を発生。このパワーを8速のATを介して後輪に伝えるFRの駆動方式を採用する。RC350には標準、スポーティなFスポーツ、ラグジュアリーなバージョンLの3グレードがあるが、今回試乗したのはラグジュアリータイプとなるバージョンL。

重めのドア、低めのシート、紛うことなき2シーターの洗礼を受けて乗り込む。3.5リットル、380Nmの大トルクを持つだけに1.7トンの車体をものともせずにスムーズに走り出す。乗り味はゆったりとして落ち着いたもので、サスペションもよく動きつつ、高い剛性を持つボディがそれをしっかりと受け止めている印象。市街地では、快適な走りを実現している。

市街地走行もそこそこに高速道路にシチュエーションを移動した。RC350のバージョンLに搭載されるドライブモードセレクトはエコ、ノーマル、スポーツ、スポーツS+の4モードが選択可能。スポーツS+にするとエンジンのトルクカーブが鋭くなるとともに、シャシーもスポーツよりの引き締まった設定になる。このモードで高速道路を走るとかなり気持ちがいい。

RC350は「RC F」ほどではないが、十分にスポーツ性を持ったクルマに仕上がっている。もちろんワインディングや曲がりくねった都市高速なども楽しいが、それ以上に有り余るパワーと余裕のシャシー性能を抑えながら、どっしりと長距離ドライブを楽しむ…つまりグランドツーリングこそRC350の正しい楽しみ方と感じた。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集