11月21日より一般公開が始まるロサンゼルスモーターショー14。19日・20日のプレスデーでは多数新型車が発表を控えている。
会場のコンベンションセンター周辺は、雲が少し多いもののからりと晴れた心地良い天候。場内では最終準備が進められていた。ショーの主催者によれば、35台のワールドプレミアと、30台の北米プレミアが予定されているという。
日本メーカーは、トヨタがサイオンブランドから『iMコンセプト』を、アキュラが小型セダン『ILX』を初公開する。中でも注目なのが、マツダの新型コンパクトクロスオーバー『CX-3』。同社は『CX-5』と『アテンザ』の改良新型もお披露目する予定だ。
地元アメリカ勢も負けていない。GMはキャデラック『ATS-Vクーペ』やシボレーのビジョンGTコンセプト『シャパラル2X VGT』を発表。フォードは『エクスプローラー』の、クライスラーは上級セダン『300』/『300C』の大幅改良を控える。
一方欧州メーカーは、アウディが新型コンセプトカーや『R8コンペティション』を用意。BMWは『X5』と『X6』にMモデルを設定する。メルセデスベンツから復活するマイバッハの新型車にも期待したい。
厳しい燃費規制を敷くカリフォルニア州だけあって、EV、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)などZEV(ゼロ・エミッション・ビークル)の展示も多いとみられる。同州はマサチューセッツ、ニューヨークなど7州と組み、2025年までに330万台のZEVを普及させる計画を発表している。
アウディはA7ベースの水素燃料電池を使用したプラグインハイブリッドを公開予定。先日、日本においては、ホンダ『FCVコンセプト』、トヨタ『ミライ』の発表が相次いで行われたが、ここロサンゼルスでの展示で、自社の先進技術と環境対応性をアピールする可能性も高い。