ホンダは11月13日、タカタ製エアバッグの不具合で、『ザッツ』のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。
対象となるのは、『ザッツ』1車種で、2002年1月24日~2004年1月15日に製造された約4万8190台。
運転席側エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、インフレータ製造時におけるガス発生剤充填後の吸湿管理が不適切なため、使用過程での外気温等の影響によりガス発生剤が膨張し、密度が低下するものがある。そのため、エアバッグ展開時にインフレータ内圧が異常上昇し、インフレータ容器が破損して飛び散り、乗員が負傷するおそれがある。
全車両、運転者席側SRSエアバッグのインフレータを対策品と交換する。
不具合および事故は発生していない。海外市場からの情報により発見した。
なお、ホンダ・オートモービル・タイランドが2002年11月30日から2008年1月18日に生産し、国内に輸入した『フィット アリア』2万2607台についても、同様のリコールを届け出た。