約10分遅れとなったスタートで素晴らしいダッシュを見せたのが、4番グリッドのオリベイラ(#19 Lenovo TEAM IMPUL/トヨタ)だった。一気にトップに躍り出る。ピット戦略なしの短距離レース、しかも雨で水幕があがることを考えれば、とにかく先手必勝だ。
「(いつも以上に)スタートが重要だった。それがうまくいったことで、大きなアドバンテージを得られた」と語るオリベイラは、雨でのマシンの仕上がりも「良かった」ということで、他車のクラッシュによるセーフティカー走行もあるなどした19周の戦いを完全支配、今季3勝目をマークした。これでオリベイラはドライバーズポイントを37へと伸ばし、このレース2位でトータル38ポイントとしたランクトップの中嶋一貴(#37 PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ)に1点差と迫っている。