ルノー・ジャポンは、小型ハッチバック車『ルーテシア』の限定車発表会の場で、同車シリーズが発売以来1年で2066台を販売したことを明らかにした。同期間の販売台数4500台の半分近くにのぼり、これまで日本市場における主力車種であった『カングー』を史上初めて超えたモデルとなった。
4世代目となったルーテシアは、コンセプトカー『デジール』の情熱的なデザインを受け継ぎ市販化された小型ハッチバック車。曲面を大きくとったプレスラインや、最新のルノーデザイン言語を投入したことで、クラスを超えた上質感を実現、「他にはないデザイン」が好評だという。
また、7色のボディカラーと内装カラー、ホイールカラーを組み合わせた「パック・クルール」も、自分だけの一台にしたいというユーザーの要望に応えるものとなっている。
ダウンサイジング化した新開発の1.2リットル直噴ターボエンジン、デュアルクラッチトランスミッションによる、高い環境性能とフランス車らしい直感的な走りも注目のポイントだ。2013年10月には高性能スポーツモデルの「RS」も追加し、幅広い層にアピールしている。
ルノー・ジャポンの大極司社長は、「マーケットの状況は、消費増税後の反動影響などでまだまだ厳しいと感じている。しかし、9月までの前半期で前年比140%を達成することができた」として、ルーテシアの効果により販売が好調であると述べた。
新型車攻勢も功を奏している。「今年は、毎月新型車や限定車を出すぞ、という意気込みでやってきた」と話す通り、夏以降だけでも8月にカングーの限定車2台を、9月に『キャプチャー』限定車、ルーテシアRS限定車2台を、そしてこの10月にルーテシアの限定車「クレール」と、カングーの限定車「ペイザージュ」を立て続けに発表してきた。
大極社長は、「これからも、元気なルノーを続け、皆様に伝えていきたい」と、益々の勢力拡大を誓った。