フランスの自動車大手、プジョーは10月2日、フランスで開幕したパリモーターショー14において、コンセプトカーの『クォーツ』を初公開した。
クォーツは、プジョーが未来のSUVを提案したコンセプトカー。次世代のプジョーデザインに、パワフルなハイブリッドパワートレインを組み合わせる。
ハイブリッドパワートレインは、エンジンが1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「THP」。最大出力270hp、最大トルク33.7kgmを発生する。モーターは2個。前後に、それぞれ最大出力115hpのモーターを配置する。トータル出力は、500hpと強力。ZEVモードでは、最大50kmゼロエミッション走行できる。
クォーツのボディサイズは、全長4500mm、全幅2060mm。ホイールは23インチサイズ。新型プジョー『308』に導入されたPSAプジョーシトロエンの「EMP2」車台をベースに、逞しいクロスオーバー車フォルムを構築した。
インテリアは、ドライバー重視の「i-コクピット」を採用。ヘッドアップディスプレイに、必要な情報を表示する。シートは4座ともバケットタイプ。サイドドアはセンターピラーのない観音開き方式で、優れた乗降性を追求。エアサスペンションは、最低地上高を300‐350mmの間で自動調整する。
クォーツのデザインを主導したMatthias Hossann氏は、「ボディの下半分はSUV、上半分はサルーン。これをひとつに融合したデザイン」とコメントしている。