MINIはジャカルタモーターショーに新型『MINIハッチバック』ほかラインアップ7台を出展した。開場から1時間ほど経ってブースを訪れてみると、展示車両2台に「SOLD OUT(売り切れ)」の文字が掲げられていた。実際にクルマを購入できるのが同ショーの特徴だが、展示車両をそのまま販売するのは稀。
7台の展示のうち、売り切れとなっていたのは、新型MINIハッチバックとステーションワゴンの『MINIクラブマン』で、両車とも上位グレードの「ジョン・クーパー・ワークス」だった。ハッチバックは、ホワイトのボディをベースにブラックのレーシングストライプ、さらに蛍光グリーンのアクセントが散りばめられたカスタム仕様。クラブマンもホワイトボディがベースで、レッドのルーフが特徴的な一台だ。
展示車両を即売するという発想は、多様なカスタムを公式に設定するMINIブランドならではと言えるかもしれない。「モーターショー会場で買った特別仕様」というプレミアム感は、他では決して味わうことができないものだろう。
2台の購入者の情報を聞き出すことはできなかったが、「幅広いお客様にMINIを選んでいただいていますよ」とはブース担当者の談。実際、屋外の目抜き通りに設置された会場は、老若男女問わず多くの来場者でにぎわっていた。残り5台が売り切れになるのも時間の問題かもしれない。