【WSB 第10戦】カワサキ、サイクスが2年連続タイトル獲得に王手

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トム・サイクス(カワサキ)
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2014年FIM世界スーパーバイク選手権シリーズ(WSB)第10戦 スペイン大会が、9月5日から7日までの3日間、ヘレスサーキットで開催され、5位&3位でフィニッシュしたトム・サイクス(カワサキ)が2年連続タイトル獲得に王手をかけた。

今季9戦18レースを終えて8勝を含む13回の表彰台に立って総合首位のサイクス。予選は3番手とまずまずだったが、予想以上の大接戦となった決勝では、両レースともに厳しい戦いを強いられた。第1レースは序盤からペースが上がらず苦戦。トップグループに加わるもなかなか優勝争いに加われずに、優勝したマルコ・メランドリ(アプリリア)から約7秒遅れの5位に終わる。

雪辱を期した第2レースでは、セッティングを変更したことでペースが向上。序盤からトップグループ 争いに加わり、3位表彰台を掴みとった。南アフリカ大会がキャンセルされたことで、今大会は2連覇を狙うサイクスにとってはミスの許されない重要なレース。転倒者の多い大会だっただけに、確実に走ってポイントを獲得することを最重要課題にした。

その結果、5位&3位でフィニッシュしたサイクスは総合首位をしっかりとキープ。2戦を残しタイトル獲得の可能性があるのは、ランキング順でサイクス、シルバン・ギュントーリ(アプリリア)、ジョナサン・レイ(ホンダ)、メランドリ、チームメイトのロリス・バズの5選手。サイクスが次戦フランス大会で2位以下の選手に50点差をつけてフィニッシュすれば、最終戦を残しタイトルを決めることになる。2年連続タイトル獲得に向けて、まずは大きく前進した。

■レース1
1位:マルコ・メランドリ(アプリリア)
2位:シルバン・ギュントーリ(アプリリア)
3位:チャズ・デイビス(ドゥカティ)
4位:ジョナサン・レイ(ホンダ)
5位:トム・サイクス(カワサキ)
6位:ユージン・ラバティ(スズキ)

■レース2
1位:マルコ・メランドリ(アプリリア)
2位:シルバン・ギュントーリ(アプリリア)
3位:トム・サイクス(カワサキ)
4位:チャズ・デイビス(ドゥカティ)
5位:ジョナサン・レイ(ホンダ)
6位:ユージン・ラバティ(スズキ)

■ポイントスタンディング
1位:トム・サイクス(カワサキ)352P
2位:シルバン・ギュントーリ(アプリリア)321P
3位:ジョナサン・レイ(ホンダ)285P
4位:マルコ・メランドリ(アプリリア)267P
5位:ロリス・バズ(カワサキ)262P
6位:チャズ・デイビス(ドゥカティ)188P

《纐纈敏也@DAYS》

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