8月30日・31日の両日、鈴鹿サーキットで、SUPER GT第6戦「43rd International SUZUKA 1000km」が開催される。
「鈴鹿1000km」は夏の一大レースとして、50年近い歴史を持つ。現在シリーズの1戦として行われているSUPER GTでは最長、これに次ぐ長さの第2戦富士500kmの倍、通常レースの約3倍という長丁場で行われる。
今季は例年よりも2週間程開催が遅く、夏休みを締めくくる時期のレースとなる。今シーズンは真夏の3連戦のうち、第4戦SUGO、第5戦富士ともに天候に恵まれず、猛烈な暑さの中でのレースにはならなかった。それだけに、今大会が暑さの中でのレースとなれば、新規定シャシー&エンジンでの初の猛暑での戦い、それが1000kmにわたって繰り広げられることとなる。
通常の倍から3倍という長さは、車両やエンジン、ブレーキ、そしてドライバーにも大きな負担を強いる。長いレースだけに、真夏ならではの天候の急変なども考えられる上に、ピット回数も多くなるため、ピットクルーや戦略など、チーム全体の力がいつも以上に重要なレースになる。
また、シーズン全体を考えても、フルウェイトハンデでの最後の戦いとなるだけでなく、通常のポイントに加え、ボーナスポイントが加算されるため、チャンピオンシップ争いにとっても山場となる一戦だ。