欧州ビジネス評議会(AEB)は7月8日、6月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、19万9398台。前年同月比は17.3%減と、6か月連続で前年実績を下回った。
ブランド別トップは引き続き、ロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。6月は3万0114台を売り上げたものの、前年同月比は19%減と、16か月連続で前年実績を割り込む。販売の主力は『Granta』で、前年同月比24%減の1万2958台。
2位は引き続き、韓国ヒュンダイモーター傘下のキアモーターズ。しかし、6月は1万7023台にとどまり、前年同月比は3%減と、3か月連続で減少した。コンパクトカーの新型『リオ』が、前年同月比8%増の8696台と、4か月連続で増加。
3位はヒュンダイモーターで、5月の4位から上昇。その販売台数は1万6754台で、前年同月比は1%減と、2か月連続で前年実績を下回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が、前年同月比0.1%減の1万0565台と、3か月連続で減少する。
4位はルノーで、5月の3位から後退。6月実績は、前年同月比13%減の1万6479台と、4か月連続のマイナス。新型を投入した『ダスター』が、前年同月比19%減の6079台と、2か月連続のマイナス。
トヨタは、5位を維持。6月は1万3139台を販売。前年同月比は11%減で、3か月連続で前年実績を割り込む。『RAV4』が23%減の3457台と、3か月連続のマイナス。新型を投入した『カローラ』だが、6月は16%減の2214台と、6か月ぶりのマイナスとなった。
6位は日産で、変わらず。6月は1万2007台を販売し、前年同月比は33%増と大きく伸び、8か月連続の前年実績超え。新型『アルメーラ』が前年実績の3.2倍の3733台と好調を維持。新型に切り替わった『キャシュカイ』も、73%増の4188台と伸びる。
7位は、引き続きフォルクスワーゲン。6月は1万0850台にとどまり、前年同月比は26%減と、3か月連続で前年実績を下回った。主力の『ポロ』が5378台を売り上げたものの、前年同月比は21%減と、3か月連続で前年実績を下回っている。
8位は5月同様、GMのシボレー。その販売台数は7891台で、前年同月比は47%減と6か月連続の前年割れ。SUVの『ニーバ』は36%減の2660台と、6か月連続の減少となった。