【スバル レヴォーグ 1.6GT 試乗】プレーンな素性のよさ味わえる…島崎七生人

試乗記 国産車
スバル・レヴォーグ1.6GT-S EyeSight
  • スバル・レヴォーグ1.6GT-S EyeSight
  • スバル・レヴォーグ1.6GT-S EyeSight
  • スバル・レヴォーグ1.6GT-S EyeSight
  • スバル・レヴォーグ1.6GT-S EyeSight
  • スバル・レヴォーグ1.6GT-S EyeSight
  • スバル・レヴォーグ1.6GT-S EyeSight
  • スバル・レヴォーグ1.6GT-S EyeSight

カタログ数値でJC08モード燃費17.4km/リットル(オプション装着の試乗車は16.0km/リットル)を達成した1.6GT。もっともプレーンな『レヴォーグ』だが、その素性のよさは乗ると実感できる。

GT-Sとの大きな違いはダンパーがノーマルという点。聞けばプロトタイプ段階から、さらに磨きをかけたとのこと。“ビル足”ではない分の味わいの違いはあるものの、山道でも軽快、爽快といった印象の走りっぷり。17インチタイヤでも大きな不満はない。

1.6リットルエンジンとのマッチングも良好で、こうなると、初代『レガシィ ツーリングワゴン』時代からの愛好家から声があがるようなMT車も欲しいところ。もしも秀逸なシフト&クラッチフィールのMT車を作ってもらえたなら、さらに自然体の“走らせる楽しみ”が味わえそうだ。

実用性も問題ない。かつてのレガシィ ツーリングワゴンの頃のようなセミハイルーフでこそないが、後席頭上スペースも十分にある。後席の静粛性も高く保たれており、ドライバーとの会話もラクに行なえる。ラゲッジスペース床下のスペースも深さがかなりあり、見るからに使い勝手がよさそうだ。見るからに…といえば、カバー付きの凝ったアルミホイールも空力(燃費)を意識したデザイン。フード上のバルジは2リットル車と同形状だが、1.6リットル車は空気の流入量の調整のため、内部にフラップを立ててある。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集